島の病院の働き方
理学療法士 末長真之介 勤務年数3年（島外出身）
実際に働いてみてどうですか？
西ノ島に来る前は、福岡の通所リハビリテーションに勤務していました。
島前病院では通所リハビリテーションだけでなく、入院患者様のリハビリ、外来通院の方のリハビリ、訪問リハビリといった多様なサービスを提供しています。つまり、急性期から維持期と呼ばれる時期にいたるまで、多様なリハビリテーションを提供していくことが求められます。また、整形や脳血管疾患、神経難病など自分の得意不得意に関わらず、様々な病態の患者様に対応していく知識と技術が求められます。その機会がセラピストとして更に勉強を重ね、技術を向上させていくための良い機会となります。
どんな患者様にも対応できる強さをもったセラピストになるうえで、島の病院というのはとても良い職場だと感じています。
休日の過ごし方
離島という環境は魚釣りやマリンスポーツの好きな人にとっては、とても素晴らしい環境だと思います。思わぬ大物が釣れたり、夏場は透き通った海に潜って楽しんだりと、休日も充実しています。都会では味わえない自然の豊かさを肌で感じることが出来る本当に良い環境です。
ここの魅力とは
それは、患者様との距離にあると思います。離島という狭い社会では、比較的容易に患者様の生活にもかかわっていくことが出来ます。信頼関係をしっかりと築いたうえで患者様やご家族と真剣に生活の質の改善のために何が出来るか考えながら、関わっていくことが出来ます。またこの西ノ島は定期的にDr．Ns．ケアマネ、介護保険施設職員が連携してけるよう定期的にカンファレンスを実施しており、チーム医療の重要性についても肌で感じることが出来ると思います。
ここに来る人に伝えたいこと
離島というと生活の不便さや寂しさなどについて心配される方が多いと思います。確かにそういったことを感じることが無いわけではありませんが、ここにしかない医療があるのも事実だと思います。本当の意味で真剣に患者様と向き合うことは、医療従事者として感じる充実感ややりがいをいっそう増幅させることにつながるのだとこの島に来て感じました。島の自然の豊かさを感じながら、質の高いリハビリテーションを一緒に提供できるよう一緒に頑張ってみませんか？
