島の病院の働き方

看護師 島本由希子(島内出身) 勤務年数3年

看護師 島本由希子 看護師 島本由希子

Q.病院の好きな所は?

病院内に笑顔があふれていて、あたたかい雰囲気に包まれています。とてもスタッフ間のコミュニケーションがとりやすい環境です。また、経験豊富なお母さん看護師の幅の広い看護を傍でみることができ、日々勉強になり自分の看護も広がります。

小さな島なので入院患者さんや家族など少しずつ知り合いが増えて、ネットワークが広がっていき、地域に密着していることを実感できます。


Q.休日は何をしてる?

私は中・高校ともにソフトテニスをしていました。西ノ島町ではナイターでのソフトテニスクラブがあり、夫と共に所属しています。今までの病院などでは勤務終了時間が遅かったため運動などする元気もなかったですが、今は運動できる環境となりテニスを楽しんでいます。月に1回ぐらいは大会もあり、上手ではないのでギャーギャーと声を出しながら楽しく気分転換・ストレス解消をしています。病院外での交流も増えることも楽しいです。


Q.仕事をするとき大事にしていることは?

「患者さん・家族に寄り添う看護」を一番大事にしています。患者さん・家族とゆっくりと話をする、してもらえる環境を作れるように心がけています。そのために、自分から声をかけて病態だけでなく、今までの生活状況や家族環境など深く関わっていけるように接しています。


Q.働いていてよかったことはありますか?

私の実家は隣の島ですが、地元の方言で話すことができ、話しやすい環境で患者さんからも「あんたどこのもんかね?」と言われ、「海士町ですよ」と言うと、話が広がっていきます。地元じゃないとわからない方言もわかるため、会話をしていてとても楽しいです。また、超高齢の方や乳幼児が入院してきたりと患者さんは様々で、大変なこともありますが本当に勉強になります。

さらに、今までの病院では患者さんが退院したらそこで終わりでしたが、当院では退院で終わりではなく、退院後の生活を継続してみていくことができます。患者さん・家族の希望である在宅での看取りも叶えてあげることができる所がすごくいいと思います。


Q.島にくる人に一言

今までの他の病院ではできなかった本当の地域医療がここにあります。このホームページでも当院の良さは伝わると思いますが、「百聞は一見にしかず」です。ぜひ実際に見に来て肌で感じてもらいたいです。患者さんの温かさや看護師・看護助手さんなどスタッフの和気あいあいとした雰囲気を感じていただけると思います。

忙しく大変だったり、色々と悩むことは必ずあると思います。でも、それ以上に仕事・プライベートで楽しいことがあるので、この隠岐島前病院に来てよかったと感じています。それをまだ知らない皆さんにも感じていただければと思っています。

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